2012年11月28日に eラーニングアワード2012に参加させていただきました。
IDマガジンのレポートで参加報告させていただきましたが、こちらでも同じ内容をアップさせていただきます。
(1) 全体印象
eラーニングアワード2012フォーラムは、かつてのeラーニングワールドを見ているものとしては、その規模が小さくなっていることを感じましたが、それでも1日目は1500人前後の来場者があったようです。出展企業(スポンサー)は、ベンダーが中心で40社程度でした。また、講演会などは4つの会場で行われ、かなり賑わっていた印象を受けました。
そうした中で日本e-Learning大賞が発表され、今年のeラーニング・オブ・ザ・イヤーには、千葉県立袖ヶ浦高等学校の「一人一台タブレット端末を利用した協働・共有型学習」が選ばれました。
今後タブレットを使った学習は、学校でも社会人教育の場でも増えてくると思います。
研究、開発から実践がどんどん進んでいく分野ですね。
来年度も日本e-Learning大賞は実施されるそうなので、“次は私も”と思う方は、
トライしてみるのも面白いのではないかと思います。
(2) TDMコンサルティングのミニセミナー
11月28日16:00より、TDMコンサルティングのミニセミナーで柴田喜幸先生
(学校法人 産業医科大学 准教授/熊本大学大学院 教授システム学専攻 非常勤講師)
に講演をしていただきました。
題名は“eラーニング・シナリオ作成超入門”として、eラーニングコンテンツの制作で
要となるシナリオ作成のポイントをわずか1時間という短時間の中で具体例を挙げながら
解説し、詳細な分析をもとにシナリオ作成のツボを伝授していただきました。
個人的には、キャラクター設定の重要性についてのお話が一番印象的でした。オープンなスペースで少人数の座席という、セミナーとしてはやりにくい状況ではありましたが、来場されたお客様、関係者などが周りを大きく取り囲むほどに大きな関心をもっていただくことができ、とても楽しいセミナーとなりました。
(3) 熊本大学大学院 教授システム学専攻セミナー
11月28日17:10より「e‐ラーニング専門家への道 ~ 熊本大学大学院 教授システム学専攻の取り組みと実績」という題目で、専攻長の鈴木克明先生の講演が行われました。
今まで聞いたことのない鈴木先生のパーソナルヒストリーからはじまり、
教授システム学専攻の誕生秘話、その誕生から2年目の悲劇など、教授システム学専攻に
関わる様々なお話をされました。
特に研究成果のところで、教授システム学専攻からの学会発表や論文投稿がどんどん
増えていることを紹介されたところでは、修了生の一人として嬉しく思うと同時に、
「自分も頑張らなくては」と、身の引き締まる思いがしました。
eラーニングアワード2012のホームページにて他の受賞やセミナーの情報を確認できます。
http://www.elearningawards.jp/
※ 熊本大学大学院教授システム学専攻では来年2月に試験がございます。